群青のマグメル~情報収集と感想

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群青のマグメル 第6話振り返り感想 ~顔の見えない顔見せ

第6話 幻想の繭 20P

原題:降临!空想之国!(直訳:降臨!ダーナの繭!)

ダーナの繭編の第1話です。ダーナの繭編が前回の喰い現貯める者の登場を予告編としていたことからわかる通り、このシリーズで一番重要なのはクーの仲間入りですが、その後の『群青のマグメル』全体の展開に関わる様々な要素がダーナの繭編で初めて出てきます。

そして新キャラクターが大勢登場して顔見せをする回なのに、後に主要となるキャラクターが2人(1人と1体)顔を隠しています。『群青のマグメル』は謎解きの要素が散りばめられていて、こういう演出が結構多いですね。この2人の場合は顔を見せない演出をミスリードに使っています。

喰い現貯める者の場合は、ヨウが喰い現貯める者をエリンの幻想構造物と気付かずにエリンそのものと勘違いしたことや、頭の周りについている紐状の組織のせいで、シルエットだけの状態では双生タイタンとの区別が付けづらくなっています。あの厄介そうなエリンを倒せたと読者が思ったら実は……という展開ですね。

神名阿アミルの場合は同じくこのシリーズで初めて出てきて顔をわかりにくく演出している人物である拾因と意図的に混同させようとしてあります。神名阿アミルの最大の特徴のあの目が出てきていない上に、ダーナの繭編のラストシーンで神名阿アミルがヨウのことを知っているらしい口ぶりなのも余計に拾因と思わせるための布石となっていました。アミルの目を出すまでは神名阿一族の名前も出てきていなかったのもそのためですね。名前は出なくても一族の紋章はこの話でも印象に残る登場の仕方をしていてことあるごとに描写されるので、一族の勢力範囲の大きさそのものはうまく伝わるようになっています。

わざと読者に勘違いさせるといえば、極星社からダーナの繭からの救助依頼を受けた9人もいかにも凄腕そうな紹介の仕方をされていますが、その内の5人があっさり死んでしまうのを知ってから見るとなんだかブラックユーモア的なものを感じてしまいますね。