群青のマグメル ~情報収集と感想

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第34話までの伏線のまとめ

2016/06/29 微修正

登場人物の違い

因又(インヨウ)・拾因

因又(インヨウ)・拾因

因又(第33・34話)の特徴

  • 黒い髪と黒い瞳
  • 濃色を基調とした装備に淡色のマント
  • 星形のマント留めと星のポイントの入ったグローブ
  • 帽子に四角いキャラのモチーフ
  • 現実構造と2つの幻想構造(因果限界神の見えざる手)の能力を持つ
  • 因果限界とは空間移動能力であり神の見えざる手とは触れたものを巨大化させる能力である

拾因の特徴

  • 白髪と黒い瞳
  • 目とそれ以外の顔立ちは必ずページを分けて描写される
  • 濃色を基調とした装備に濃色のマント
  • 耳(か角)の生えた丸いキャラのマント留め
  • 幻想構造(因果限界)の能力を持ち現実構造との両立を模索していた

因又(第32話まで)の特徴

  • 黒い髪に淡色(金茶)の瞳
  • 淡色(淡カーキ)を基調とした装備
  • 帽子に耳(か角)の生えた丸いキャラのモチーフ
  • 右胸や鞄に星のマーク
  • 私服には丸いキャラのモチーフ、星のマーク、10(拾は十の大字)
  • 現実構造と幻想構造(遍く右手・左手)の能力を持つ
  • 遍く右手・左手はそれ自体が巨大化する手装である

ゼロ

ゼロ

ゼロ(第33・34話)の特徴

  • 能力は不明(通信系の能力を持っていない?)
  • 濃色(黒?)の髪と淡色の瞳

ゼロ(第32話まで)の特徴

  • 探査機の幻想構造である三歩後ろの子供達という能力を持つ
  • 三歩後ろの子供達は中心探査機の1号、モニターの2号、コントローラーの3号、マイク付きヘッドホンの4号、イヤホン型通信機の5号、ラストナンバーで切り札だが未登場の6号の計6体の機器類から構成される
  • トーン(オレンジ色)の髪と淡色(薄い青緑)の瞳

クー

クー・ヤガ・クラン

クー(第34話)の特徴

  • 実物の衣服と眼帯に刻まれる紋章はに膨らむX

喰い現貯める者の特徴

  • 第32話までのクーの幻想構造物
  • 他の現実構造者の構造物を奪い取って自身の構造物にする能力
  • 喰い現貯める者とその構造物に刻まれる紋章はに膨らむX

クー(第32話まで)の特徴

  • 実物の衣服に刻まれる紋章はに膨らむX

ビックトー親子・原皇ブレス・ティトール

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トト・ビックトーの特徴

  • 第32話までのトトは女学生のような服装で10代の外見に思える
  • 第33・34話のトトは自活した探検家であり20代の外見に思える

オーフィス・ビックトーの特徴

  • 第32話までの舞台ではオーフィスは2年前に死亡している

ティトールと原皇ブレスの特徴

  • 両者とも末広がりのツリ目をしている
  • エリン形態のティトールと原皇ブレスのシルエットは角なども含めてほぼ一致する

第32話までと第33話・34話の世界は並行世界?

ヨウの虹彩の色や能力の内容、オーフィスの生死、ヨウ・ゼロは第32話までより年上に見えるがトトは年下に見えることなど、第32話までの舞台と第33・34話の舞台の違いはただの時間経過では説明の付かない事柄が多い。
またエリンと人間の対立が既に完全に表面化しているので単純な過去の話でもない。
並行世界におけるヨウ(=拾因)の過去の話、つまり「世界の敵」である拾因が世界を敵に回す前の話というのが比較的収まりの良い仮説となる。
この場合拾因は一時的なものではあるだろうが同一世界内での空間転移能力だけでなく、おそらく聖心によって並行世界への世界間転移能力を手に入れたことになる。

鍵の持ち主の変遷

第1の鍵

オーフィスヨウゼロ(第33話の4年前)

?→拾因

ヨウ(第10.5話の数年前)ゼロ(第10.5話)

第2の鍵

オーフィストト(第26話の2年以上前)

疑問点

拾因の目的

  1. 死後も能力を持続させていることや死を予見していたような発言から、拾因にとっては自らの死さえもが目的を果たすための計画の一部にすぎない可能性がある。
  2. 拾因はかつて家族を守れなかったことを悔いる発言している。この失った家族が目的に大きく絡んでいるのではないか。
    その家族とはゼロやクーのことか?
  3. もし拾因=並行世界のヨウならば拾因と並行世界のクーはヨウとクーのようにマグメルで出会って友になり一度別れたという仮定が立てられる。
    そして拾因が原因のダーナの繭事件が起こりようがないのでクーが人間界に来ることもなく全面戦争開始時に再会したことになる。
  4. なぜ拾因は人類からもエリンからも「世界の敵」と呼ばれるのか。
    拾因の計画にはどの陣営にも不利益となり世界中を敵に回すような内容が含まれるのか?
    もしくは元々いた世界全体を敵に回したことが第32話までの世界でも知られているのか?

  5. 「世界の敵」である拾因がヨウに「世界を救う」ことを約束してもらった意味とは何か?

ゼロの経歴

  1. ゼロはヨウとクーが幼なじみであることを知らないのでヨウが人界で生活するようになった後にゼロと出会ったのはほぼ確実。
    ヨウが拾人館を設立したことがきっかけでゼロと出会った、もしくはゼロと出会ったことがきっかけで拾人館を設立した可能性がある。
  2. 第31話で拾因の言った見つけたら頼みになってあげてほしい「あの人」とはゼロのことか?
  3. 第10.5話の「さようなら、~、私がいなくてもどうか幸せに生きてください…」はただのギャグでなく平行世界のゼロも同じようなことを言って死んだという前振りか?
    「何週目?」という台詞も意味深と捉えれば意味深。

原皇ブレスの目的

  1. ティトール=原皇ブレスならばその目的は何か。
  2. 拾因の計画と全くの無関係とは考えにくく、対立しているか協力しているかのどちらかだと思われる。
    エリンが1つの勢力に纏まらないことで聖国真類が危機的状況に陥るのか?
    あるいは人類とエリンの全面戦争に歯止めがかけられているのか?

ビックトー親子と拾因の接触

  1. 第24話から第26話のヨウとトトにはお互いにどことなく見覚えがある。
    第31話で拾因の言った「あの父親と娘」がビックトー親子のことなら幼い頃のヨウだけでなく拾因もこの世界のビックトー親子と接触していた可能性が高い。
  2. 2年前のオーフィスの死の原因とは一体何なのか?

クーの今後

  1. 第32話まででクーは人類の文化を学び、第31話ではヨウの願いを聞いて宿敵の神名阿アミルへの攻撃をやめるという行動までとった。
    このクーは今後聖国真類と神名阿一族の対立が激化した際にどういう対応をとるのか。
  2. 聖国真類が人類との戦争を選ぼうとした場合には賛同できるのか?

メタ的な能力の対比

クーは幻想構造者であるが幻想構造の能力で現実構造者と同質のことができ、訓練や物質との相性などの通常の現実構造者の受ける制限を受けずに、多種類の構造ができる。
ヨウは現実構造者であるが現実構造に幻想構造の能力をもたせることができ、既定の能力以外の構造をつくれないという通常の幻想構造者の受ける制限を受けない。
拾因と思われる人物が2種類の能力の幻想構造をつくれるのもおそらく同じヨウと原理によるものか?

第33・34話の勢力図

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引用

1 33話 13P    
2 33話 12P    
3 16話 1P 単行本第3巻(kobo版) 6P
4 30話 20P    
5 31話 1P    
6 24話 12P    
7 9話 1P 単行本第2巻(kobo版) 26P
8 10.5話 19P 単行本第2巻(kobo版) 88P
9 32話 10P    
10 33話 5P    
11 34話 7P    
12 1話 7P 単行本第1巻(kobo版) 10P
13 3話 6P 単行本第1巻(kobo版) 83P
14 1話 7P 単行本第1巻(kobo版) 10P
15 2話 1P 単行本第1巻(kobo版) 78P
16 20話 7P 単行本第3巻(kobo版) 92P
17 7話 3P 単行本第1巻(kobo版) 172P
18 34話 11P    
19 34話 17P    
20 20話 8P 単行本第3巻(kobo版) 91P
21 7話 5P 単行本第1巻(kobo版) 174P
22 23話 8P    
23 11話 20P 単行本第2巻(kobo版) 109P
24 17話 6P 単行本第3巻(kobo版) 31P
25 33話 16P    
26 24話 17P    
27 25話 10P    
28 24話 17P    
29 33話 20P    
30 26話 21P    
31 29話 8P    
第33・34話の勢力図
イン ヨウ 33話 12P
ゼロ 33話 5P
トト・ビックトー 33話 16P
オーフィス・ビックトー 33話 16P
クー(?) 34話 17P
聖国真類女性 34話 19P
ティトール 33話 16P