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群青のマグメル~情報収集と感想

ウェブコミック配信サイト『少年ジャンプ+』で連載中の『群青のマグメル』を非公式に応援するブログです。

中国では発表されているが日本では未発表のこと

人によってはネタバレ・スポイラーと感じる情報です。十分注意してください。

このページは日本語版『群青のマグメル』第35話の掲載後に削除します。

 

追記
2017/03/21:中国で4/25から連載が再開されると発表されました
2016/11/22:連載の継続が決定しました

 

第年秒先生への翻翻動漫文化芸術有限公司からのインタビュー記事

 “现在我手头有很多活,要画完5话的中篇、《拾又之国》第二卷第1话,还有许多分镜头要完成。”

 という一文があります。

この記事によるとインタビュー時点で第年秒先生は『群青のマグメル』第2巻第1話(記事の原文ママ。おそらく第2部第1話=第33話の誤り)の執筆時に5話完結の中編の依頼も受けていたようです。一応個人サイト扱いということで直接の引用は避けますが、第年秒先生の微博によるとこの中編は少年ジャンプ+で掲載予定だそうです。微博に登録すれば直接確認することが出来ます。ちなみに7/8(金)に少年ジャンプ+で『群青のマグメル』の代わりに掲載予定の第年秒先生作の読切『追想フラグメント』は2013年に中国で発表された『二想』の日本語訳だと思われます。この描き下ろしの中編とは別の作品でしょう。

2つの仕事を受けたものの両方を平行して行うことは中国のアシスタント環境では不可能だったようです。アシスタントを新たに雇うための準備期間のこともあり、第年秒先生は中国での連載誌である『漫画行』の了承を得て集英社からの直接の依頼である中編の執筆を優先し、『群青のマグメル』は第34話以降休載しています。

中国大陸ではもともと国産漫画の基盤が弱かったことに加え、ネットの普及による違法ダウンロードの横行や漫画投稿サイトの隆盛が追い打ちとなり、産業としての漫画やそれに携わる人々は一般に収入面で厳しい状況にあります。中国大陸の人口は日本の10倍以上にも関わらず、アニメ・漫画市場の産業総価値は2兆円以下でしかなく日本の200兆円以上とは比較にならない産業規模でしかありません。趣味として漫画を描く人は増えていても職業として漫画家を選ぶことは現実的でなく、ましてアシスタントともなれば雇う方も雇われる方も非常に困難が多いのです。こうした事情は上記のインタビューでも軽く触れられています。

ですが現在の第年秒先生の微博を確認する限りでは中編の執筆は終わり、作業環境も完全に一新して執筆は順調に進んでいるようです。全体の構想も中国の単行本で12巻分、日本の単行本で10巻分(中国の単行本は日本の5/6程度のページ数)で完成していると2015年4月発行の『拾又之国』第1巻で明言されています。第年秒先生は『5秒童話』を読んでもわかる通り構成をしっかりと固める作風ですので、外部的な要因がなければ概ねこの通りの巻数となるでしょう。

『漫画行』での連載再開はストックと編集作業が滞り無く行われれば時間の問題だと思われます。日本での連載もその後再開するでしょう。ただ日本語版の『群青のマグメル』には今までも伏線の解釈ミスや単純な誤訳などの翻訳上の問題が山積していましたので、できれば再開を無理に焦らず慎重に翻訳を行ってもらいたいところです。ウルトラジャンプでは『長歌行』という中国大陸で最高峰に人気のある歴史漫画の翻訳連載が行われ、作者の夏達先生は左綴じの漫画を右綴じの日本用に左右反転した後で着物の合わせなどを1コマ1コマ修正するという力の入れようだったのですが、誤訳を含めた訳のまずさも原因の1つとなって日本ではあまり人気が出ずに今年の3月で翻訳のみが打ち切りとなりました。

話題は変わりますが漫画行の公式微博では『群青のマグメル』の第34話の予告カット

相似却又不同的世界,熟悉却又陌生的面孔。

 という一文が添えられていてあまりにもひどいネタバレとなっています。

一応白文字で書きますが日本語に直すと「似ているのに異なる世界、知っているのに知らない顔」といった意味です。

また第年秒先生の微博によると第35話は第32話の半年後の話になるそうで、第33・34話が少なくとも第32話の半年後の話ではないことが言外に匂わされいます。