読者です 読者をやめる 読者になる 読者になる

群青のマグメル~情報収集と感想

ウェブコミック配信サイト『少年ジャンプ+』で連載中の『群青のマグメル』を非公式に応援するブログです。

群青のマグメル 第14話振り返り感想 ~曲者の人間たち

第14話 宣戦布告 20P

原題:幻想之于空想(直訳:空想における幻想)

初心者構造者の4人の探検家への説明も終わり、今回から対エリン戦となります。一徒は自分の能力発動に成功するなり、まずその情報を利用して自分に構造能力の知識を与えたヨウたちと取引を行おうとするというかなりの曲者ぶりを発揮しますね。それに対してゼロは幻想構造の探知能力で一徒の構造を既に完全に把握していることをアピールして牽制を図ります。ゼロの長めの台詞もこの場面ではただの説明でなく、一徒に対して念入りに自分たちの優位性を誇示するためのものとして機能しています。また、一徒たちは再登場でのバトルが予定されていそうなので、ここで能力をしっかり読者に覚えて貰う必要もあるのでしょう。

この場面では即席のものとはいえ仲間内で一触即発の空気が生じてしまうのですが、ボルゲーネフのギャグが緊張感をいい意味でぶち壊してくれます。ここでは日本語版の能力名のアレンジやルビも上手く決まっており、ボルゲーネフのコミカルな絵と相乗効果を生んでいます。

こうして4人の探検家にとってダーナの繭編で必要なキャラ描写や用語説明は全て出揃い、拾人館との共闘が始まります。この共闘では一徒が比較的肉体に負担の少ない役回りを任されたこともあって、ややゲーム的感覚をもってエリン殺しに手応えを感じている節を見せます。彼の気分が高揚し未知のものへの探究心も高まる中、この時点では全くの未知の物体として拾因の因果限界が1ページ半も費やされて登場します。因果限界はこの時に謎であったばかりでなく、現段階においても拾因の思惑も含めてダーナの繭以上に謎の多い構造物です。