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『屍者の13月』第4話感想 ~伝承と事実の食い違い

第4話 千年の裏表 40P

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西暦525年の姜明子のエピソードと西暦1906年の高皓光のエピソードが並行して描写されます。2人もキャラの立った行動をしています。姜明子は性悪な反面強力な法力を持っていますし、高皓光はまだ未熟ですが屍者に立ち向かおうとする勇敢さがあります。

西暦1906年に言い伝えられている話と西暦525年の事実には大きな食い違いがあります。

言い伝えによれば黒山村では生きたまま体の欠損する病が発生したそうです。そして薬売りが村人を騙して屍者の血を飲ませたため、97名が亡くなったとのことです。その薬売りは高皓光が出会った女性である白小小の遠い祖先です。

西暦525年ではその薬売りである白大は村人を助けようとしています。疫病の正体は屍者の法術である屍疫です。姜明子の協力が取り付けられたのですから、普通に考えれば問題なく村人の治療が行えていたはずです(補足すると、屍疫の原因となる”蚕”とは虫の蚕そのものでなく蚕が桑の葉を食べるように端から徐々に領域を侵していく*1蚕食から取られています)。

伝承と事実のこの食い違いの原因はなんなのでしょうか?気になる謎が出てきたことで先の展開に興味が湧きます。